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寝だめ、駄目

 〈寝だめ〉...なんとも心地よい響きです。私は、けっこう好きなんです。しかし、せっかくの休日、気の向くままに朝寝坊!というのは、実は体のリズムを崩してしまう要素でしかないようです。
 久留米大学医学部の内村助教授(精神神経学)の調査によれば、「休日の起床時間が平日より2時間未満遅い人が不眠を自覚する割合は25.9%なのに対し、2〜3時間で29.4%、3時間以上で33.3%と、平日との差が大きいほど不眠の人が多かった。」とのことです。もっとも、寝過ぎた日の夜は寝付きにくい、というのは経験的には多くの方が合点のいくところではあるでしょう。ただ、その感覚を実際に数字で確認できる、という点がこの実験の興味深いところです。

 また、この調査では、寝だめの傾向と抑うつとの関連についても、まとめられています。これによると、平日と休日の起床時間の差が2時間未満では4.3%、2〜3時間5.2%、3時間以上6.2%となったそうです。こちらは正直なところ、それほど違いがあるようには感じませんでしたが、確かに傾向としては、差が大きい人(=寝だめをする人)のほうが抑うつ傾向にあると、いえなくもないようです。

 ところで、一般に抑うつ傾向にある人は、朝起きられなくなったりもします。「あれ、むしろ寝られないのでは?」と思われるかもしれませんが、その結果として、朝方寝付いたばかりでは到底スッキリと起きられない、ということです。ですから、むしろこの調査の結果は、「抑うつ傾向にある人は寝だめをしてしまう(結果的に寝だめになってしまう)」という傾向を逆から見たものである、と思います。しかし、それはあくまで素人の憶測です。そのような調査について、ご存じの方がいらっしゃいましたら、コメント等お知らせいただけませんか?

 もちろん、抑うつの場合には、寝付けずに朝になり、そのまま起きっぱなし、というように、完全に「不眠」となる場合もあるでしょう。その場合でも、寝だめはできないのですから、こちらの場合はより深刻ですね。とにかく、夜寝て朝起きる、というリズム作りに意識的に取り組まなければ、ますます体調そのものに悪影響を及ぼしてしまいます。

 最後に、不眠(断眠)の世界記録は、1964年にアメリカの17歳の少年が記録した264時間12分というものです。11日間一睡もしなかったこの少年は、この後たった半日ほど眠っただけだったそうです。

 それでは、おやすみなさい。
カテゴリ:健康・生活, comments(0), trackbacks(0)
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